月別アーカイブ: 2015年11月

骨密度検査の講習会

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

11月29日、骨密度検査(DXA)の講習会を受けてきました。骨粗鬆症の検査としては腰椎、大腿骨近位部のDXAが国際標準ですが、精度よく検査しないと意味がありません。

そこで、骨粗鬆症財団では講習会を行い、検査の標準化を目指しています。

ご存じのように、骨粗鬆症では骨折がおこりやすくなりますが、それは骨の量が減ることと骨の質が落ちることによります。いまのDXAでは骨密度(=骨の量)を測っています。

講習会では、骨粗鬆症の病態からDXAでの骨密度の具体的な検査法を3時間以上にわたり、解説して頂きました。会場もほぼ満員で、質問も多数あり、骨粗鬆症に対する関心の高さが伺われました。私も骨の質の測り方を質問して、最近の研究動向を教えて頂けました。

以前にご紹介した辻野先生も会場に来ておられ、熱心に聞いておられました。私も負けないように今後も勉強を続けていきたいと思います。

こんにちは!

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リハビリ室のねっちこと山根です!

今週に入って急に寒くなりましたね。寒くなってリハビリに来られる患者さんも増えているように思います。リハビリに来て少しでも楽になっていればいいなと思います(^O^)

さて、私事ですが、先日勝尾寺に紅葉とライトアップを見に行きました!

紅葉はまだ少し早かったかな?という感じでしたが、予想以上のだるまがいて楽しめました(^^)寒くなってきましたが、四季の移り変わりを楽しめる身体でありたいと思います。

今は身体が痛くてなかなか出掛けようと思えない患者さんも多くいらっしゃると思いますが、当院の治療・リハビリで少しでも良くなって、外出や季節を楽しめるようになるお手伝いができればいいなと思います(⌒▽⌒)

風邪やインフルエンザが流行り出します。うがい、手洗いを行いしっかり予防し、スポーツされる方はしっかり準備運動をして怪我をしないようにしましょうね!

それでは、またいづれ登場します!

山根でした!

糖尿病と骨粗鬆症

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

11月28日、糖尿病専門の先生の講演を聞いてきました。おもな対象は内科の先生方だったのですが、糖尿病を治療中の方は当院にも多く、骨粗鬆症との関連も言われています。また、関節リウマチでも骨粗鬆症や動脈硬化がおこることはすでに知られており、生活習慣病や老化も慢性炎症の結果であるという説も出されていますので関心があったのです。

講演では、最初に骨粗鬆症患者の生命予後の悪さと、心血管イベントの発生率の高さ(いわゆる心臓発作です)が示されていました。

骨粗鬆症を専門にしているので、心血管イベントがおこりやすいことまでは知っていましたが、閉経後女性の心血管イベント発症の予測因子が、糖尿病(4.7倍)、高血圧(2.6倍)、脂質異常症(1.9倍)、喫煙(2.7倍)であり、骨粗鬆症では3.5倍と喫煙よりはるかに高いことまでは知りませんでした。

もちろん、これは合併率の結果を表しているものであり、骨粗鬆症を治療するだけで心血管イベントを防げるわけではありませんが、骨粗鬆症の患者さんでそのようなリスクが高いことを認識すること、そしてできるだけカルシウムなどの骨代謝を正常化させ、動脈硬化の進行を遅らせることが健康寿命につながるのは間違いのないところだとおもいます。

あと、ビタミンD不足が多くの生活習慣病に関与していることにも言及され、実は食事でとれるのは5%に過ぎず、一日15分の日光浴を勧めておられました。

整形外科医としては骨粗鬆症治療のゴールが骨折予防であり、骨折を予防することで健康寿命を伸ばすと考えていましたが、内科医の視点から生活習慣病も含めた骨粗鬆症の話は初めて聞いたので、非常に新鮮でした。骨粗鬆症の薬物療法の進歩は著しく、病態も次々に解明されてはいますが、運動療法が生活習慣病と同様に必要であり、転倒予防が大切であることは変わりません。

整形外科では、骨密度検査ができること、理学療法士などのリハビリの専門スタッフが運動療法を担当できることが大きなメリットです。骨粗鬆症をきっかけに生活習慣病がわかることもあるでしょうから、薬物療法と運動療法を効果的にするためにも内科の先生との連携は今後不可欠だと再認識しました。

はじめまして

10月からリハビリ室で勤務している小関雅典と申します。

30代はよく歩き、通勤に1時間40分かけて歩いていました。40代はランニングにはまり、全国各地のマラソン大会に出るのが一番の楽しみでした。

51歳になりましたが、50代は何に夢中になれるのか、ちょっと楽しみです。

40代でランニングにはまって気づいたことで、みなさんのお役に立ちそうなことを、ここで1つだけご紹介しておきます。

それは、小さな目標を乗り越えていくことがきっかけで生活習慣が変わり、生活習慣が変わることで、出来るはずがないと思っていた大きな目標が達成出来ていることがあるってことです。

僕は今でこそ42km走れますが、40歳の走り始めた頃は3km走るのも必死でした。それこそ、必死の字のごとく、3km走っている最中は「このまま死んじゃうんちゃうやろか?」って思ってました。

そんな僕も、4.5kmのレースをなんとか完走でき、1年ががりで10kmのレースも完走し12km、15km、17kmと少しずつ走れる距離を伸ばしていって、2年がかりでハーフマラソンを走れるようになりました。やっとハーフマラソンを走れた時も、「この倍の距離のフルマラソンなんて、僕と違う人種の人たちがすることや。」と思っていました。

ところが、健康維持のために、朝のランニングだけは続けていたら、走れる距離がまた少しずつ伸びてきて、24km走れるようになり、28km走れるようになり、、30km走れるようになり、とうとう42kmに挑戦することになりました。

初めてのフルマラソンは、38km地点で足がつり、最後は歩いているのと変わらないぐらいのスピードでゴールしましたが、すごい達成感を味わうことが出来ました。

それ以来、15回のフルマラソンを旅行がてら楽しみ、今にいたっています。

元に戻って、僕が皆様に伝えたいことは、ぼくは42km走れるようになるとは、全然思ってなかったって事です。

皆様も、もうこんなんできないだろうと思っていることが、小さな目標を達成して生活習慣が変わることで、思いがけずに出来てしまうかも知れません。

皆様の思いがけない生活向上を楽しみながら働いていますので、よろしくお願いします。

鬼手仏心 

ブログ読者のみなさん、理学療法士の串崎です。

当院のリハビリテーション室は採光、色調などでコーディネートされ、いい気が漂う雰囲気の中で、経験豊富な院長の指導の下に、多くのスタッフが切磋琢磨しながら日々患者様に接しています。

私の理学療法のモットーは、「鬼手仏心」で、この言葉は医療界のみならず広く使われています。

具体的には、どの患者様にも平等に、仏の心で接しながら、痛みや障害の原因となる部位に対しては鬼のような手でためらうことなく、必要な刺激を加えていくという意味です。

そのために、治療後のもみかえしや新たな痛みの誘発を防止する事に細心の注意を払っています。

具体的には、痛みの除去や変形や歪みや正すなどの大それた考えを捨て、それぞれの患者様に備わっている自然治癒力を引き出す為の地道なお力添えをするという理念の下に、まず院長の診断や処方をもとにして状況を確認し、最も安全でしかも刺激が入った後は何も残らない治療点を選び、どの角度でどの程度の刺激を加えるかを決めています。

その際、数多くの医療施設で地道に積み上げた臨床経験と理学療法士の養成校や大学での解剖学や生物学の講義経験が役立っています。

最後まで読んで下さった皆様に感謝しお礼を申し上げます。

今後とも片岡整形外科リウマチ科のリハビリテーション科をよろしくお願いいたします。