月別アーカイブ: 2021年8月

ローリングストック

こんにちは、リハビリのきしです。

いきなりですが、みなさまのお宅には防災グッズはおそろいですか?

これから秋雨や台風などで各地の雨が増え、土砂災害や洪水が起きやすくなる時期ですね。ニュースを見るたびに、準備しておかなければ!と思いつつ、備蓄食品や防災グッズの見直し作業を後回し…ということが多々ありました。

この問題を解決するため、以下の方法を取り入れてみました。

保存食を備蓄しておくことも大切なことではありますが、日常の中に食料備蓄を取り込むという考え方もあります。普段から少し多めに食材・加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足しをするだけです。常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックと言いようです。

ポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。食料などを一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができます。

みなさまも、秋の台風シーズンに入る前に、災害に備えた準備をしてみて下さいね。

スイカに思いを巡らす

こんにちは
リハビリの鈴木です。
台風が来ているようですが、本日晴天、セミも激しく鳴いています。
冷房のきいた室内でオリンピックを観ながらスイカしかありません。

スイカの歴史
原産地は南アフリカ砂漠地域
1857年にイギリス医療伝道者リビングストンがアフリカ探検の際に、南アフリカ中央部、カラハリ砂漠、サバンナ地帯でいろいろなスイカの野生種を発見し、以来、南アフリカがスイカの原産地とされています。

栽培の歴史は、原産地に近く、古くから文化の開けたエジプト、インド、ギリシャに始まります。
とくにエジプトでは4000年以前の壁画から、スイカ栽培が実証されており、ギリシャには西暦紀元初期、ヨーロッパ中部からインドまで分布し、中央アジア、中近東などの内陸乾燥地帯を中心に発達してきました。中国へは11世紀のころウイグルから伝来してきたと言われています。スイカは来歴の古い作物です。

日本への渡来
鳥羽僧正(1053~1140)の『鳥獣戯画』にウサギが持っている果物の中に縞皮スイカらしいものが見られます。

これが本当にスイカだとすると、その起源は非常に古く、中国にスイカが入ってすぐ、平安時代の日本に渡来したことになります。唐文化と交流の盛んであった年代から推しても、当時、中国からスイカが渡来していたと考えることができます。

江戸時代のスイカ
江戸時代には、品種らしきものができあがります。
スイカが換金作物として栽培されるようになったのは、徳川中期以降で、『重修本綱目啓蒙』には、もっとも普通のものは「蛾蝟子」や「南京」と呼ばれ、外皮黒緑色、円形、赤肉種であると書いてあります。これが後年になって俗に言われた黒皮スイカでしょうか。

西瓜の経済性について、『津木六部耕種法』のなかに、「反当利益が、稲一両二分に対して西瓜十両」とあり、徳川時代には、スイカはすでに一般販売され、品種意識もかなり進んでいたようです。

明治・大正・昭和初期のスイカ
品種の始まり
明治に入り、種苗導入事業としアメリカ合衆国から、明治末期にはロシアから、大正時代には中国、アメリカ合衆国から、品種が導入され土着して行きます。その中で自然交配や選抜が素朴な型で繰り返され、日本におけるスイカの品種改良の祖先となる「素材」が育ってきました。

現在は、アメリカや中国から導入されたものと、日本で育成したものをあわせると150種以上の品種があります。大分すると紅肉、黄肉、白色種の3つがあり、紅肉種が90パーセントを占めます。

そして今、スーパーでおいしい大玉スイカのカット売りがたくさん置いてあります。

スイカが大陸から渡来して庶民の食べ物になった江戸時代から、現在私の口に届くまでの歴史。

過去と現在の多くの皆様、ありがとうございます。