タグ別アーカイブ: 千里中央

二百十日とイベントのおしらせ

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

残暑の厳しい日が続きますが、はやくも9月です。9月1日は立春から数えて、二百十日目にあたり、台風などが来ると言われています。大阪も8月30日の夜半はかなり激しい雨が降りました。

しかし、その翌日は台風一過といってよい爽やかな日でした。これからは、朝晩と昼間の温度差が徐々に広がります。体調を崩しやすい季節ですので、皆さまご自愛ください。

告知があります。  10月2日(日曜日) 午前10時から午後4時まで(受付けは午後3時まで) 中央公民館(豊中市曽根東町3-7-3)で開かれるとよなか市民健康展において、豊中市医師会からロコモテストのブースを出します。私も参りますので、お時間のある方はおいで下さい。

あと、10月30日(日曜日)の大阪マラソンでも医務室に行く予定です。詳細は後日にお知らせいたします。

スポーツの秋ですから、リハビリを頑張っておられる皆さんに負けないようにしていこうと思います。

 「マラソン イラ...」の画像検索結果

橘という花

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

前回、菖蒲湯のことをかいたところ、患者さんから思わぬお褒めを頂きましたので、調子に乗ってもう少し続けてみます。

先日、『鯉のぼり』を子供が歌っていました。

甍(いらか)の波と雲の波 重なる波の中空(なかぞら)を 橘(たちばな)かおる朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

甍というのは瓦のことですが、あんまり意味は分かっていないようです。とにかく、時期は過ぎつつあるので、初夏の歌、『夏は来ぬ』を教えました。(小学生の時にこの曲名を見て、『なつはこぬ』だと思って、おかしな歌だなと思ったことを覚えています。)

歌詞を調べると、3番は

橘の薫る軒端の 窓近く蛍飛びかい おこたり諌むる 夏は来ぬ

ここにも橘が出てきます。それほど、は初夏と強く結びついた花のようです。ミカンの仲間ということだけは知っていましたが、まだ見た事はありません。実は、雛人形にも橘は飾られています。お内裏様側に橘、お雛様側に桜があります。これは右近の橘左近の桜で、平安京内裏にある紫宸殿にあったものだそうです。

800px-Hina_matsuri_display

それにしても、童謡で怠りを諌むるというのは、いかに蛍雪の功とはいえ、なかなか厳しい歌詞です。昔の人はそれほど勤勉だったということなのでしょう。次回も、もうすこし夏は来ぬについて書こうと思います。

献血してきました

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

5月3日に献血してきました。時間が空いたときに献血車や献血ルームの前を通れば、これまでも献血はしていたのですが、2年ぶりです。

image1 (1)

大阪では梅田グランドビル日本橋心斎橋(以前は場所が違いました。)の献血ルームを利用したことがあるのですが、今回は、初めてなんばの献血ルームに行きました。献血ルームは、どこでも飲み物や新聞、雑誌が提供されるきれいで静かな部屋なので、非常に落ち着きます。また、血圧測定や血液検査もしてもらえるので、健康管理にも役立ちます。たしかに採血はすこし痛いのですが、日ごろ患者さんにそろそろ検査した方がいいですよと、言っているのですから時々は自分でもその痛みをわかっておいた方がよいでしょう。

さて、私の献血歴は実に30年以上になります。といっても、回数は10回程度ですし、そもそも最初は自発的に献血に行ったわけではありません。

きっかけは、高校に献血車が来て、みんなで献血をしたことでした。高校生に献血させることには、いろいろな議論があるようで、最近は行われていないようですが、私にとっては一度体験することで献血が非常に身近になりました。その後、しばらく献血から遠ざかっていましたが、大学生時代に札幌の地下街にあった献血ルーム(今はないようですから、記憶違いかもしれません。)の前を通りかかって2回目をして以来、途切れ途切れに続けている次第です。

病院勤務の時は、手術などで輸血を必要とする機会もあったため、血液が足りないと非常に困っていました。また、自己血輸血といって手術の前に患者さんの血液を貯めておく献血と似たようなこともしていました。日頃血液を使わせてもらっていたので時々献血していましたが、針刺し事故の後などは、断られた時もありました。

輸血は、多くの方の善意で支えられているものですから、強制やなんらかの見返りを期待することはできない、本当の意味でのボランティアです。大きな災害があるとボランティアに行かれる方が多く、本当に感心させられますが、献血なども比較的身近にできるボランティアですから、多くの方のご協力を頂ければと思います。

学びて思わざれば

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

理学療法士の串崎先生が哲学者カントの言葉、「実践なき理論は無力であり、理論なき実践は暴力である」を紹介されていました。

恥ずかしながら私は知らなかったのですが、論語にも似た言葉があります。

子曰、学不思則罔、思不学則殆。

子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。

孔子先生はおっしゃいました。

「どんなに勉強しても、自分で考え、研究しないかぎり本当の知識とはなりません。しかし、自分で考えるだけで人の知識や経験を学ぼうとしなければ独善におちいるのです。」

理論を学び、自分で考え、そして実践することの大切さは、洋の東西を問わず賢人の教えるところなのでしょう。それに三省が加われば理想的です。もちろん凡人にその境地は程遠いのですが、そういうことを目標とするだけでもすこしは足しになるかもしれません。

実践なき理論、理論なき実践

皆様こんにちは 理学療法士の串崎です

リハビリテーション科では、8名のスタッフが個別訓練で、手の温かみを直接伝えながら筋肉をほぐしたり、関節を微調整したり、姿勢の矯正などを行っています。

今回は刺激を加える場所や方向に関する座右の銘を述べさせていただきます。    「実践なき理論は無力であり、理論なき実践は暴力である」 哲学者カントの書物にも似た言葉がありますが 私は先輩の指導を受けて以来、常に頭においています。

院長の診断や処方をもとに状況を確認して治療部位の筋肉、骨、関節、内臓などをイメージしながら、ここまで積み上げた臨床体験をもとに場所や方向を決めて刺激を加えることで反応を引き出して治療効果を得ますが、その際 自分の頭で勝手に結論を出して試すことだけは絶対にしないように心がけています。

顎関節を含む口腔機能は呼吸や摂食嚥下に関して重要な作用がありますが医科と歯科の狭間にあって理論や実践記録に乏しい現状です。

幸いここでは症例数が多いこともあって、顎関節の開口障害や、影響を及ぼすと考えられている頭痛や耳鳴り、自律神経失調などの不定愁訴や脊柱の変形、バランスなどにも関心をもって、理論にもとずく実践、実践にもとずく理論を地道に積み上げることで、結果的にそれが治療効果にもつながっています。

将来的には摂食嚥下を含む口腔リハビリへも移行していきたいと考えています。

最後まで読んで下さった皆様に感謝申し上げます、今後とも片岡整形外科リウマチ科のリハビリテーション科をよろしくお願い申し上げます。