こんにちわ 理学療法士 増田です 朝晩が大分寒くなり、秋から冬へ移り変わる時期となってきました。体調に気をつけながら過ごしていきたいところですね。 当院は整形外科ということもあり、痛みを抱えて来院される方が多いです。診察、リハビリの際に、ストレッチをしっかりしてください!と言われませんか?ストレッチがなぜ必要なのか、本日はストレッチについて少しお話したいと思います。 まず、一番最初に!使わない筋肉は年齢や性別に関わらず、硬くなります。また、適度な運動をしている方でも、特定の筋肉ばかり使用していたり、負荷が掛かってしまうと硬くなってしまう筋肉も出てきます。 筋肉というのは、伸縮性のゴム、つまり伸びたり縮んだりするものと、考えている方が多いですが、実際には縮むことしかできません。脳からの指示が来ると縮み、指令が消えると戻るということを繰り返しています。 この現象が筋肉のいろいろな場所で起こっています。しかし、同一姿勢が長かったり、特定の筋肉ばかり負荷が掛かると、縮み戻る、という現象が困難となり硬くなってしまいます。 この固まった部分、縮んでしまった筋肉を元に戻そうとするのが、ストレッチです。個人差もありますが、実感に至るまでは2〜3ヶ月掛かると言われています。また、1セットだけではなく2セット、3セット、と行うことで後半になるほど、柔軟性は戻りやすくなります。 筋肉が硬くなるということは、不良姿勢に繋がり、関節に負担が掛かったり、血管を圧迫して血流不全や高血圧、しいては動脈硬化にも繋がってきます。 ストレッチを行うことで、筋肉の柔らかさが戻ってくれば、血管が広がり血圧が下がる、糖尿病の予防に繋がるというデータもあります。また、各関節への血流が改善して、関節が動く際の滑りも改善してきます。 最後にストレッチを効果的に行うポイントを4つ、 1 ストレッチは30秒 3セットを目安に 2 ストレッチをする時は呼吸を大切に   特に硬い筋肉を伸ばす際は、息を吐きながら、が大切です。 3 イタ気持ちいいくらいの力で! 痛いのは力を入れすぎ、気持ちいいのは不十分です。 4 いろいろな方向に伸ばしましょう! 同じ方向だけのストレッチではなく、いろいろな方向に伸ばすように気をつけましょう。 今回はストレッチの基本についてお話してみました。みなさんの身体の状態に合わせて、いろいろな方法があります。ストレッチの方法は、スタッフにお尋ね頂くことで個々の状態に合わせたものをご案内させて頂きます。 寒くなると筋肉が硬くなり、痛みも強くなりやすいです。ストレッチを行いながら、身体の不調が少しでも改善できれば幸いです。

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