先日、福井県で西日本のNo.1を決める大会
『 第10回 西日本アームレスリング選手権 』
がありました!
5年前、
第5回 西日本選手権大会では-65㌔級『 銀 』メダルを獲得し、今回は体重を10㌔増やし-75㌔級での出場となりました。
皆さん馴染みの少ないスポーツ『 アームレスリング 』ですが、映画『 オーバーザトップ 』と言えばお分かりになりますでしょうか?
『 シルベスター:スタローン 』が主人公の腕相撲と親子愛を描いたあの映画です!
専用の競技台で、世界共通のルールのもと行われる『 世界一小さな卓上の格闘技 』で、米国・ロシアを中心に大規模な大会が開かれ、入賞者に賞金や豪華な賞品が与えられる大会もあります。
足の先から手の先まで使う全身運動で、『 パワー・テクニック・タイミング 』の3つの要素を持った競技で障害者が健常者と互角に闘えるスポーツでもあります。
スタートの一瞬が勝敗を左右する緊張感、単なる腕力だけでなく相手との駆け引きや技術など奥の深いスポーツです。
現在、世界アームレスリング連盟(WAF)加盟国は42カ国もあり、国際オリンピック委員会(IOC)に加盟できる様に働きかけています。
今回の西日本選手権大会は試合1ヶ月前から体重・トレーニング・サプリメントの調整に入り、万全のコンディションで試合に臨みました。
試合当日、私は左右-75kgの選手で出場する為、朝6時に大阪を出発し福井へ行きました。
選手は、九州から東海地方まで選ばれた総勢120名。
同階級は約20名の出場選手がおり、トーナメント方式・ダブルイルミネーション(敗者復活戦)で行いました。
試合会場は異様なほど出場選手の熱気に包まれていて、皆さん見た目も筋肉隆々のマッチョばかり、つい場の空気に飲まれてしまいました。
選手は名前のコール(呼出)があると試合台に立ち、お互いがっちりと手を組んで(感触で相手の強さがわかります)、『 ゴー! 』という審判の合図で試合開始。
それぞれが渾身の力を込め相手の腕をなぎ倒します!
勝敗は一瞬で決まるケースが多いですが、力が互角の戦いでは試合時間も長くなり、全身クタクタになります。
私の試合は、本戦を左右共に順調に勝ち進みましたが、4試合目で接戦の末敗退。敗者復活戦へ。
敗者復活戦も順調に勝ち進みましたが、敗者復活戦・準決勝で同門対決となり敗退。
結果、西日本選手権大会5位となりました。
西日本選手権大会は新聞にも掲載されましたが、残念ながら私が載る事はありませんでした。
未だかつて『 金メダル 』を一度も獲得した事がない私としては、5年振りに出場し『 年に一度の西日本大会 』優勝したかったです。
※(過去に獲得したメダルです)
どの選手も手に汗握る良い試合ばかりで、テクニックやフォームなど大変勉強になりました。
西日本選手権大会の成績は、各選手達が時間を割いて練習してきた成果だと思います。
試合で結果が出なかったのは残念ですが・・・。
誰かが言いました・・・
『 お前のアームレスリングは妥協の趣味。
俺のアームレスリングは本気の趣味だ!
男はね…誰でも一生のうち一回は最強を夢みる!
程度の差はあるけど、これは誰でも見る! けれど、誰もがそれをどこかであきらめてゆく…。
兄弟との腕相撲に敗けた時、友達・先輩との腕相撲で敗れた時、父親との腕相撲で負けを知った時…。
99.99999%位の人達は、途中で他の夢にいってしまう。
けれど、ほんの一握り何があっても、誰に出逢っても、大人になっても、決してこの夢をあきらめない人達がいる!
バカバカしいけど、そんな夢見る男達がいるんだ! 』と。
私の本気の趣味、これからも頑張っていきます。