カテゴリー別アーカイブ: 院長ブログ

久闊を叙す

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

卒業式のシーズンですが、表題の言葉は、久しぶりに会うという意味です。

先日、大学のクラブの友人が大阪での学会に参加されましたので、一緒にお酒を飲みました。学生時代の思い出はいくら話しても尽きることがありません。

また、私は高校卒業後同級生が一人も行かない遠くの大学に行ったので、高校の友人とはあまり会う機会がありませんでした。それが最近、30年ぶりに会ったりすることもあったのですが、なんのわだかまりもなく、一気にその時代に戻って楽しい時間を過ごせました。当時は悩んだことも会ったのでしょうが、今となっては良い事しか思い出せません。

若いときは一人でもやっていくと気取っていましたが、今更ながら高校でも大学でも周囲の人に恵まれてきたのだから、友人を大事にすべきだったなと痛感しています。

その反省もあり、いまは地域の方とのつながりはもちろん、できるだけ人との縁を大事にしようと思っています。情けは人のためならずですから。

 

 

手の打撲や捻挫では、指輪をはずしましょう

今年に入ってから、指輪をした手に怪我をされた方が数名来院されました。いずれも受傷から数時間以上たっており、指は腫れていて、指輪を抜くことができず、すこし指輪が皮膚に食い込んでいる状態でした。指輪を切るのは困るといわれましたので、氷で冷やすことと安静を指示し、もし指輪がひどく締め付けるようなら、救急車を呼んではずしてもらうように説明しました。

幸い、その後は指の腫れも改善し、指輪もそのままで治ってきています。

ただ、実際に指の腫れにより、指輪が締め付けて循環障害を起こし、指輪を金属用のカッターで切らなければならなくなったケースはあります。その時は、指輪が皮膚に埋まったようになっていることもあり、皮膚に傷がつくのを避けられないこともあります。

ですから、指輪をしている腕や手をぶつけたりしたら、すぐに指輪を外し、ぶつけた部分をできるだけ冷やしてください。怪我した部分の腫れを抑えることで、その後の治療効果も良くなります。痛みもあり、仕事中などだとなかなか落ち着いて処置するのが難しいと思いますが、まず指輪をはずして冷やすということは覚えておいてください。

身体髪膚

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

久しぶりの更新です。いろいろあって、さぼっていました。すみません。この冬は学生さんの怪我の患者さんが多い気がします。小学生や中学生がお母さんに付き添われて、来院されます。

スポーツ傷害の方も多いのですが、怪我をしたお子さんを見ると自分の子供時代、怪我をすると親に言われたタイトルの言葉を思い出します。

身体髪膚、之を父母に受く。敢えて毀傷せざるは、孝の始めなり(孝経より)

しんたいはっぷ、これをふぼにうく。あえてきしょうせざるは、こうのはじめなり。

(人間の身体は髪の毛から皮膚にいたるまで、すべて父母から授かったものだ。身体を大切にして、軽々しく傷つけないようにすることが、親孝行の第一歩である)

よくこんなことを言われて、説教されていました。しかし、自分が親になると子供の病気は非常に心配で、いまになって親の気持ちが少しわかるようになりました。

私には心配をしてくれる親もすでにありませんが、病に倒れれば、妻や子供は心配すると思います。そう考えると、自分の体は自分ひとりのものではなく、健康に過ごすということは、周囲の人に心配させないという心遣いでもあるのでしょう。

まだまだ寒い日が続きますが、皆さんもお身体には気をつけて下さいね。

リウマチ患者さんの痛み

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

暑い日や激しい雨があって、なかなか秋らしい爽やかな日が来ませんが、いかがお過ごしでしょうか?

当院はリウマチ科を標榜していますので、ほかの病院で治療を受けておられる患者さんも時々お見えになります。多くの患者さんは、別にその病院に不満がある訳ではなく、当院が夜までやっているとか、診てもらっている先生は信頼しているが、知り合いが違う治療を受けているというのは訊きにくいとか、そんな理由です。

その中で、比較的多いのは薬の量や種類がこれでいいのか、というものです。血液検査の値は安定しているが、ときどき使っていても痛くなるから薬の増量や変更が必要ではないかと訊かれます。

こういうとき、リウマチの関節痛には2種類あるとお話しています。

ひとつはリウマチの炎症による関節炎です。このときは、複数の関節が腫れたり、すこし動かしても痛くなったりします。こういう症状が続くなら、薬の増量や増量によって関節の炎症を抑える必要があります。

もうひとつは、関節の変形による痛みです。リウマチ治療のゴールは関節破壊の抑制ですが、一旦起こってしまった変形を改善するのは手術以外ではまだ困難です。この変形が原因である痛みは、生物学的製剤でも改善は難しく、痛みがひどいなら手術が必要という事になります。

このように、リウマチの痛みといっても、正確な診察と検査が必要ですので、気になる方は専門の先生とよく相談されて、治療方針を決められることをお勧めします。

二百十日とイベントのおしらせ

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

残暑の厳しい日が続きますが、はやくも9月です。9月1日は立春から数えて、二百十日目にあたり、台風などが来ると言われています。大阪も8月30日の夜半はかなり激しい雨が降りました。

しかし、その翌日は台風一過といってよい爽やかな日でした。これからは、朝晩と昼間の温度差が徐々に広がります。体調を崩しやすい季節ですので、皆さまご自愛ください。

告知があります。  10月2日(日曜日) 午前10時から午後4時まで(受付けは午後3時まで) 中央公民館(豊中市曽根東町3-7-3)で開かれるとよなか市民健康展において、豊中市医師会からロコモテストのブースを出します。私も参りますので、お時間のある方はおいで下さい。

あと、10月30日(日曜日)の大阪マラソンでも医務室に行く予定です。詳細は後日にお知らせいたします。

スポーツの秋ですから、リハビリを頑張っておられる皆さんに負けないようにしていこうと思います。

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