私が好きな言葉に『 五常の徳 』と言う言葉があります。
この五つの徳の中には『 仁義禮智信 』があり、人の在り方を教えたもので人は人に対し徳を与える事により、徳を積むそうです。
徳を積む事が人の成長であり、影響力のある人物になると説いています。
それぞれの文字には意味があります。
・『 仁 』仁とは、仁義。仁徳。施しの心。
優しさをもって接し、己の欲を抑えて慈悲の心で接する事です。
リハビリする人の事を『 施術者 』と言います。まさに施しの技術や心を与える者の事ですね!
・『 義 』義とは、正義を指すもので私利私欲にとらわれず、勇気を持って正しい道を貫く事です。
スポーツで『 フェアプレイ 』と言う言葉がありますが、その根源とは『 義を貫く 』という事だそうです。
・『 禮 』禮とは、礼儀礼節。
社会秩序を円滑に維持する為に敬意を持って接し、自分を律し、節度を持って行動する事です。
・『 智 』智とは、物事の道理を知り、善悪の正しい判断を下す事の出来る能力の事です。
様々な経験を積むうちに正しい判断を支える糧となります。
そして智を高める為には、偏りのない考え方や、物事との接し方に基づいた知識を蓄える事が必要だそうです。
・『 信 』信とは、信頼、信用、正直。
人を欺かず約束を守り常に誠実である事です。
この五つの徳を、書いた五常の徳は私が武道をしていた頃に教えて頂いた言葉で今も心に残っています。
しかし、
戦国時代の武将である伊達政宗は、武士道の基本理念でもあるこの五徳も、すべてが行過ぎてはならず、何事もバランスが大切であると下記のように説いています。
・仁に過ぎれば、弱くなる
・義に過ぎれば、固くなる
・礼に過ぎれば、諂いとなる
・智に過ぎれば、嘘をつく
・信に過ぎれば、損をする
『 意味 』
・人を思いやり過ぎ、愛し過ぎれば自分が弱くなる。
・義理ばかりを通し重んじ過ぎれば固くなる。
・礼儀 作法を重んじ過ぎ、人を敬えば、おべっか使いになってしまう。
・頭が良すぎれば、嘘をつく知恵も働いてしまう。
・他人 を信じ過ぎれば、自分が損をする事もある。
というような事だそうです。現代に生きる人は、とても参考になります。
勉強になりますね。
ギガがあってもバッテリー足りないPT鈴木京子です。