3月になりました~血管炎の講演会に行きました

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

3月3日木曜はまだまだ寒い一日でしたが、診察終了後に夕方から血管炎症候群の講演を聴いてきました。国立循環器病研究センター関連で循環器の医師が集まる会でしたが、当院も連携させていただいています大阪大学免疫アレルギー内科の先生のお話でしたので参加してきました。

血管炎症候群は膠原病の一種で多くの疾患を含んでいます(個々の疾患についてはこちらを参考にしてください。)が、リウマチを見ている性質上、常に気にはしていますがなかなか診断が難しいことも多いのが実情です。

話は血管炎の分類から免疫の基礎、生物学的製剤の総論のあとにいくつか症例を提示されました。非常にインパクトのある症例ばかりでしたが、とくに10代の女性がSLEを発症し、数週で下肢切断に至った症例には、非常に驚きました。足の痛みで整形外科を受診される患者さんは非常に多く、このような劇症型血管炎の患者さんの存在を知らないと、命を落とす可能性さえあるわけですから、勉強というものは大事だと改めて思いました。また、高安病(大動脈炎症候群ともいいますが、日本で発見された病気です。)では、頚部痛で発症し、数年も診断がつかないこともよくあるそうです。(ドクターGでも放送されていました。)こちらも整形外科に受診される方が多いそうです。その他にもベーチェット病の症例なども、症状だけなら整形外科に来られそうですから、気を付けようと思わされる非常に内容の濃い講演でした。会場は満員で(私も予備の椅子に座っていました)、時間が超過していたにもかかわらず、質問がいくつもあり、非常に活気のある会でした。

講演終了後の懇親会では、講師の先生が主導されている関節リウマチの新規薬剤の治験の依頼が来ていたこともあり、その件も含めていくつかの質問とお礼を述べてさせて頂きました。開業医には、総合診療的な要素が多いため、今後もできるだけ多くの分野のことを学んでいかなければならないのですが、本当に意味のある会でした。

3月になりました~血管炎の講演会に行きました」への2件のフィードバック

  1. はじめまして
    大阪以外の土地で診療放射線技師をやっているものです。
    何か月か前の募集内容に書かれていたこと((略)スタッフも元気でいなければ、患者さんも元気にはならないことを大切にしていきたい。生きがいを作り出す職員自己啓発も大事です。)に感銘を受けて、どんなクリニックかチラットですが、前までいって見させてもらいました。
    予約の電話をいれてなかったこともあり中までは入れませんでしたが、今度機会があれば中もみさせていただきたいと思います。
    職員がお互いに大切にする心 これからも大切にして欲しいと思います。
    詳しいことは、手紙を送る予定です。

    P.S. 業務が終わり女性の方が掃除にかかっていましたが、よければ他の方(手があいてる方)も手伝ってあげるとうれしいかな。

    1. 鈴木さま 

      コメントありがとうございます。お手紙、拝受いたしました。もうすこし伺いたいこともありますので、メールでご連絡差し上げます。
      今しばらく、お待ちください。

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