膝の痛みの講演会

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

今日は、当院から徒歩5分ほどの千里ライフサイエンスセンターで膝の痛みについての講演を聞いてきました。これまでは病院勤務医師として手術治療もよく行っていたのですが、開業後は手術以外のリハビリや注射、投薬(保存治療といいます。)でどこまで治せるかを日々考えています。その点では、今日の講演は非常に役に立ちました。

演題は2つあり、最初は変形性膝関節症の自宅での訓練法でした。演者の先生は膝の痛みの保存療法では非常に有名でマスコミなどにもよく出ておられる先生です。お話もお上手で、膝の痛みには大腿四頭筋の訓練が不可欠であり、自宅での体重計を用いた訓練法や膝の変形に応じた体重のかけ方の指導など、実践的な内容でした。

2つ目は人工膝関節の手術で有名な先生からの、いかに切らずに膝の痛みをなおすか、というお話でした。この先生も日本で指折りの人工膝関節の症例数を誇られている先生でテレビなどにも出られているのですが、その先生が手術の前に保存治療を尽くしておられるというのが、非常に意外でした。しかし話の内容は素晴らしく、レントゲンでは手術しかないというような患者さんでも減量、筋力訓練、歩行の姿勢指導で相当関節が傷んでいても痛みは改善できるということで、実際の患者さんの写真などを示されながらご説明頂き、目から鱗の状態でした。

ただ、減量の重要性はわかっていても、運動ができないほど膝の痛い方には難しい場合も多いのです。しかし、運動量が落ちているなら摂取カロリーを落とすほうがいいのは明らかなので、なんとか継続的に取り組む方法を考えたいところです。

いずれの方法も始めること自体は難しくないのですが、地道な継続が必要ですので、患者さんに寄り添える診療所ならではの工夫を加えて、お役に立てるようにするつもりです。

講演のあとの懇親会では、新参者にもかかわらず、なりゆきで中締めの挨拶を求められてしまいました。内心困ったことになったと思っていましたが、挨拶の後には千里中央に住んでおられる複数の参加者から、整形外科を探していたんです、とお声をかけて頂きました。名刺をお渡しすると、何かの折には受診しますからとのお返事で、勉強しながら、地域ともつながれたことに感謝するだけの会でした。

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