済生会千里病院登録医の会

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

徐々に秋らしさも増している今日この頃です。

9月12日土曜日に済生会千里病院登録医の会に参加しました。病院全体で地域連携に力を入れておられ、開院から2か月で数人の患者さんを紹介しています(診察の予約は夜8時まで受けてくださっています。)ので、非常に心強い存在です。

今年7月の開院ですから、もちろん初参加ですが、年2回、済生会千里病院と近隣の先生方との地域連携を目的とされて、今年で47回目だそうです。日頃からお世話になっている近隣の先生方のお顔もあるなか、木内院長や竹内地域連携室長から、病院の現況と将来構想を伺いました。その後、新規登録医の紹介があり、簡単にご挨拶しました。今回の新規登録医は42名で合計は600名以上だそうです。

それに続く講演会では、C型肝炎の最新治療、脳アミロイド血管症、在宅医療の実際という3題でした。

C型肝炎は、関節リウマチでメソトレキサートや生物製剤導入の際に問題となることがあります。実際、当院にも済生会千里病院でC型肝炎を治療中の関節リウマチ患者さんがおられますので、非常に興味深く拝聴しましたが、新薬でのウイルス除去率が95%以上ということに驚きました。いまやC型肝炎は治癒が期待できる疾患となっているようです。

また在宅医療の話では、いかに末期がん患者の疼痛をとるかという話が、痛みを対象としている整形外科医にとって参考になりました。講演の中でご紹介された地域全体で在宅支援を行っている大阪市東成区の取り組みには多くの先生が感心されていました。

講演会後の懇親会では整形外科部長と総合診療科部長のお二人から患者さんの経過なども詳しく伺え、これからも安心して連携していただけると実感しました。もちろん、近隣の開業されている先生方ともいろいろなお話ができ、非常に有意義な時間でした。

これまでも書いてきましたが、今後も顔の見える形で連携することにより、地域の医療に少しでも貢献できるよう努力いたしますので、よろしくお願いいたします。

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