日別アーカイブ: 2015年7月20日

ロコモティブシンドローム

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

テレビでロコモティブシンドローム(ロコモ)について放送していました。

変形性関節症や骨粗鬆症、リウマチなどで骨や関節の症状が出ている人だけでなく、加齢にともなう筋力低下やそのほかの生活習慣病もふくめた歩行能力の低下をロコモティブシンドロームといいます。

健康寿命が重視されていますから、歩ける、日常生活が自立できるということは非常に大切です。

今回はサルコペニア(筋肉減少という意味です。)に注目してみましょう。お尻の筋肉の大切さを書きましたが、ほかの筋肉も大切です。たとえば、足首を上にあげる筋肉は前脛骨筋といいますが、これが弱るとつまづきやすくなります。病気やけがでその筋肉だけを傷めた場合を除けば、筋力の低下は全身性に起こりますから、段差でつまずくことがある人は膝や股関節周囲の筋力も低下している可能性があります。筋力低下を防ぐためにも、定期的な運動バランスの良い食事などで生活習慣を整えましょう。

筋力や骨密度の低下は早い人では40歳代から始まると言われていますから、ロコモテストFRAX(骨折のリスク評価をします。 骨密度は空欄でもかまいません)で一度ご自分の体をチェックされてはいかがでしょうか?