骨粗鬆症の検査

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

今回は骨粗鬆症のための骨密度測定装置をご紹介します。

みなさんご存知のように日本は過去に例にないスピードで高齢化が進んでおり、そのために骨折患者が年々増加しています。その理由は、加齢にともなう骨粗鬆症ですが、検診を受けていない人が多く、治療の機会が失われているという指摘もあります。

骨粗鬆症は生活習慣病のひとつですから、なるべく早期に骨粗鬆症を発見し、骨折を予防したいと思っています。また、院長が専門としている関節リウマチの患者さんも骨粗鬆症になりやすいため、精度の良い検査が必要となります。

当院の機器は、日立アロカのX線骨密度測定装置DCS-900FXで腰椎と大腿骨で骨密度を検査します。(内覧会でも費用のご質問が多かったので、ご説明します。DEXA(デキサ)法で検査費用は健康保険の3割負担は1350円、1割負担だと450円です。)

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手や踵で計測する機器に比べると、場所もとりますが、我が国の原発性骨粗鬆症の診断基準 (2012 年度改訂版) でも「骨密度の測定部位は原則として腰椎または大腿骨近位部とする 。国際的には,これらの部位での測定が基本となっている。」とされており、導入を決めました。

骨粗鬆症も治療薬の選択肢が増え、骨折の予防がより確実になっています。

これから、整形外科の専門医としてできる限り情報を発信し、地域の患者さんの健康のお役に立てるようにしたいと思います。

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