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柔道整復師・橋本です!


今年も防衛省から、

『予備自衛官招集訓練命令書』が通達された為、金・土・日と3日間お休みを頂き、中部方面総監部、伊丹駐屯地へ出頭する事になりました。

皆様には、ご不便をおかけすると思いますが、何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。

招集期間中は、非常勤の特別職国家公務員として任務に就きます。

東日本大震災から7年が過ぎ、熊本地震から2年が過ぎました。

そして、まだ被災が残る6月18日の大阪北部地震。

未曽有の自然災害で、数多の自衛官が昼夜を問わず人命救助や復旧作業に従事していた姿は、私の脳裏に鮮明に残っています。

そこで、今回は『予備自衛官』と言うものについて、少しお話ししたいと思います。

私が所属する予備自衛官は、大規模な災害や有事で臨時に招集されるのですが、その充足率は定員の7割にも満たず、誰もが自由自在・機動的に出動できる訳ではなく、現実の生活に大きく制約されています。

現役自衛官を退職後、予備自衛官に志願しない隊員も多く、志願しても勤務する会社への遠慮から、『名ばかり予備自衛官』にならざるを得ないのが本音だと思います。

自衛官の人手不足、予備自衛官に志願する者の減少、更に出動できる人間の減少。

どれだけ防衛予算を増やしても、装備を増強しても、最後の砦は『人財』

肝心の人間が足りなければ、災害対処も有事対応も成り立たちません。

このままでは日本の国防が衰退していくのでは?と心配しています。

韓国では徴兵制がしかれているので、男として生まれた以上は、特別な事情がなければ兵役に服さなければならず、満19歳になれば徴兵検査の通知が配達されて、徴兵身体検査を受けます。

現役の判定を受けた者は、
・陸軍26ヶ月
・海軍28ヶ月
・海兵隊26ヶ月
・空軍30ヶ月
・公益勤務要員26ヶ月

の兵役に就くそうです。

私個人の意見としては、日本も韓国の様に任期制の徴兵制度を設ける事で、人財確保、人財育成、として良いと思うのですが。

安倍晋三首相も、予備自衛官制度の発足から60年を記念して、こう話しています。

『予備自衛官制度は【中略】我が国の平和と独立、国民の安全・安心の確保に大きな役割を果たしてきました。

我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。

我が国の平和は、我々自身で築き上げるほかに道はありません。』と。

今後も、日本各地で震災など自衛隊出動事案が発生すると予想されますが、少しでもこの様な職業に興味を持って頂き、お役に立てれば幸いです。

最後に、予備自衛官に任命された者は、自衛隊法第五十三条及び自衛隊法施行規則第四十一条に則り、以下のような宣誓書に署名捺印をしています。

『私は、予備自衛官たるの責務を自覚し、常に徳操を養い、心身を鍛え、訓練招集に応じては専心訓練に励み、防衛招集、国民保護等招集及び災害招集に応じては自衛官として責務の完遂に努めることを誓います。』

『常に、心身を鍛え・・・。』
私の好きな言葉です。

柔道整復師・橋本です!

今回は、皆さんお馴染みの『スクワット』について、少し掘り下げて解説したいと思います。

『スクワット』は筋トレの種目として有名ですが、意外と理解されていない種目です。

以前、私が投稿したブログで、

スクワットは『キング・オブ・エクササイズ』と呼ばれ、一度に多くの関節や筋肉を刺激する事が出来る種目です。

とお伝えしました。

しかし、このような大雑把な説明では、わからないと言う方も多いので、一歩前に踏み込みたいと思います。

まず、スクワットを『キング・オブ・エクササイズ』と呼ぶのは、

『Hip Drive(ヒップドライブ)』と言って、お尻を支点に『くの字』に曲げて伸ばす動きを、直接トレーニングできる種目だからです。

陸上短距離選手を思い出して下さい。
『クラウチングスタート』と言って地面に手を着いて前傾姿勢を取ります。

前傾姿勢を取る事が、スタートダッシュに有効なのは知っていると思いますが、あれが『ヒップドライブ』を使う為の姿勢です。

前傾して、太ももとお腹を近づけ、体を『くの字』に曲げた状態から、体を伸ばす動きが爆発的な力を生み出します。

地面を蹴る動きを、野球ならバットに、テニスならラケットに、格闘技なら拳に乗せます。

上体を直立したまま地面を蹴る事は出来ません。

【実際に、検証してみて下さい!】

① 試しに、まっすぐ直立し、膝も腰も伸ばした状態で地面を蹴って下さい。

おそらく、足首を動かして少し跳ねるくらいです。

② 次に、直立したまま、膝の屈伸だけで飛んで下さい。

飛べない事ははないですが、力が出ないと思います。

つまり、ジャンプや、スタートダッシュの爆発的な力は、膝の曲げ伸ばしが生むわけではありません。

③ 今度は、膝を伸ばしたまま、腰を前後に振ってみて下さい。

膝を少し曲げて、バランスを取らないと力が伝えにくい感じがする!

と思いますが、お尻を後ろに引いてから、曲げたお尻を伸ばす動きは、大きな力が出るのを感じると思います。

検証から、ジャンプやスタートダッシュをする時の力の源は、体を伸ばす『お尻の動きが主役』で、膝は、その力を地面に伝えるバランサーの動きをしている事が分かったと思います。

つまり、力の源がヒップドライブで、その力を効果的に伝達する為に膝の動きが必要となります。

今までの説明からわかるように、スクワットの基本は『フルスクワット』です。

体を屈曲してお尻の筋肉を伸ばし、体の裏面を収縮させて爆発的な力を生み出すヒップドライブをトレーニングする事が重要で、その為に深くしゃがむ必要があります。

ハーフスクワットやクオータースクワットなど、色々なスクワットがありますが、特別な目的がなく、力強い体作りを目的とするなら、フルスクワットです。

フルスクワットは膝を痛めやすいという話は聞いた事があると思います。

これは、ハーフスクワットで無理に重い重量を扱う事で、ウェイトを背中が安定的に支えきれなくなって、上体の屈曲が出来なくなり、膝が前に出ます。

これが一番膝を痛めます。

【スクワットの姿勢について】

・足幅=肩幅

両肩の外側の垂直線が、踵の中心に来る足幅です。
つま先の向きは、約30度

・ボトムポジション(しゃがんだ姿勢)

太腿が地面と平行になるまで、しゃがみます。
手の掌を合わせて(合掌)、肘を膝の内側に押し当てます。

足の裏がしっかり地面につく状態で、両肘が両膝の内側に押される状態になっていれば良いです。

(※ 毎回、この状態を確認する事が大切です。)

しゃがむ時、膝はつま先と同じ方向に動きます。

しゃがんだ姿勢では、膝はつま先と同じか少しだけ前に出る感じになります。

その分、上体は前傾姿勢になりバランスを取ります。

スクワットは、しゃがむというより、小さな椅子に座るような動きです。

【スクワットの動作】

起き上がる動作で気を付ける事は、ヒップドライブの動きだという事です。

膝を伸ばす、地面を蹴ると言った、脚の筋肉に集中するのは間違っています。

お尻が上から引っ張られるような感覚で起き上がります。

今回はスクワットのフォームについて、解説しました。

どんなフォームでも変なところに力を入れれば怪我はします。

大事な事は、何を鍛えるトレーニングなのかをしっかり頭で理解する事です。

スクワットの説明は、世界的な名著である、Mark RippetoeのStarting Strength 3rd editionとKelly StarrettのBecoming a Supple Leopard 2nd edition を参考にしています。

久闊を叙す

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

卒業式のシーズンですが、表題の言葉は、久しぶりに会うという意味です。

先日、大学のクラブの友人が大阪での学会に参加されましたので、一緒にお酒を飲みました。学生時代の思い出はいくら話しても尽きることがありません。

また、私は高校卒業後同級生が一人も行かない遠くの大学に行ったので、高校の友人とはあまり会う機会がありませんでした。それが最近、30年ぶりに会ったりすることもあったのですが、なんのわだかまりもなく、一気にその時代に戻って楽しい時間を過ごせました。当時は悩んだことも会ったのでしょうが、今となっては良い事しか思い出せません。

若いときは一人でもやっていくと気取っていましたが、今更ながら高校でも大学でも周囲の人に恵まれてきたのだから、友人を大事にすべきだったなと痛感しています。

その反省もあり、いまは地域の方とのつながりはもちろん、できるだけ人との縁を大事にしようと思っています。情けは人のためならずですから。

 

 

柔道整復師・橋本です!

皆さん!今日も元気良く、筋トレに励んでいますでしょうか?

今回は、『ウエイトトレーニング中級者以上向け』の話になりますので、基本的な説明は省いてお伝えしようと思います。
興味があればご覧下さい。

長年筋トレをして、筋肉の発達に頭打ちし、悩んでる方もいらっしゃるでしょう。

そんな方の為に、筋トレ効果を高めるトレーニング法を紹介したいと思います。

それは、『POF法』というトレーニング法になります。

『Position Of Flexion』=屈曲の位置と言う意味になります。

トレーニング雑誌『アイアンマン』の編集者、スティーブ・ホルマン氏が提案したトレーニング法で、
ターゲットとなる筋肉に3種類の負荷をかける事で『インスリン様成長因子』の分泌を促進し、筋肥大させる方法になります。

【① ミッドレンジ種目】
筋肉が中間状態で負荷がかかる種目
(例:ベンチプレス)

【② ストレッチ種目】
筋肉が伸長状態で負荷がかかる種目
(例:ダンベルフライ)

【③ コントラクト種目】
筋肉が収縮状態で負荷がかかる種目
(例:ケーブルクロスオーバー)

『POF法』は、上記の3種目になります。

種目判別方法としては、
筋トレ時に、どのポジションで止めると一番負荷がかかるのか?
を考えると、①〜③のどのポジション種目に当てはまるかが分かると思います。

少し話が逸れますが、次に知って頂きたいのが『ホルモン』です。

筋肥大に重要なホルモンは、
・インスリン様成長因子(IGF-1)
・テストステロン
・成長ホルモン(GH)
の3つになります。

筋肥大と言えば、男性ホルモン(テストステロン)と思われがちですが、直接関係するのが『IGF-1』になります。

IGF-1(インスリン様成長因子)は、肝臓や筋肉で作られる細胞成長因子の事です。

IGF-1(インスリン様成長因子)は筋肥大を誘発する因子ですが、過剰に分泌し過ぎると極端に筋肥大し過ぎてしまい、生きる為に大量のカロリーが必要になります。

前回、私がブログで紹介した『ミオスタチン』を覚えていますでしょうか。

『ミオスタチン』は、このIGF-1(インスリン様成長因子)の量を調整しています。

そして『テストステロン』は、このミオスタチンに抑制をかけて調節をしています。

簡単に言うと、

【テストステロンが増える】
↓↓↓
【ミオスタチンが減る】
↓↓↓
【IGF-1(インスリン様成長因子)が増えて筋肥大を起こす】

となります。

『IGF-1』を効率よく活用する為には、筋肉に『3つの刺激』を与える事が必要となります。

① 物理的刺激(筋肉への負荷)
② 筋損傷刺激 (筋サテライト細胞を刺激し細胞分裂、筋繊維になる)
③ 化学的刺激(乳酸、代謝物を蓄積、血流の制限)

話を戻すと、

『POF法』とは、筋肉に『IGF-1』を分泌する刺激を与える事で、筋肥大を狙います。

① ミッドレンジ種目=物理的刺激
② ストレッチ種目=筋の損傷刺激
③ コントラクト種目=化学的刺激

各種目のレップ数とインターバルについての目安をお伝えすると、

【ミッドレンジ種目】
筋肉が最もパワーを発揮する事ができる為、高重量を狙える。
・レップ数:3~6RM
・インターバル時間:3~5分

【ストレッチ種目】
筋肉が引き伸ばされる為、筋損傷が起きやすい。
・レップ数:6~10RM
・インターバル時間:2~3分

【コントラクト種目】
筋肉の内圧が高い状態(パンプアップ)を作り、加圧トレーニングに近い状態を作る事ができる。
・レップ数:12~20RM
・インターバル時間:1分

扱う重量が上がる程レップ数が減る為、序盤にミッドレンジ種目から行う方が良いと思います。

序盤:ミッドレンジ種目
中盤:ストレッチ種目
終盤:コントラクト種目

『大胸筋』を例に、トレーニングの組み方を紹介します。

【序盤:ベンチプレス(ミッドレンジ種目)】
・3~5RM
・3~4set
・インターバル3~5分

【中盤:ダンベルフライ(ストレッチ種目)】
・6~10RM
・3~4set
・インターバル2~3分

【終盤:ケーブルクロスオーバー(コントラクト種目)】
・12~20RM
・3~4set
・インターバル1分

紹介したものは基本的なメニューですが、『POF法』を取り入れるようになれば、現在よりもかなりレベルアップ出来ると思いますので、チャレンジしてみて下さい。

参考論文

https://jissen.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=1078&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1&page_id=13&block_id=30

〜 気の話題 〜

こんにちは、理学療法士の串崎です。
今日は気についての話題を提供させていただきます。

人間には五感と呼ばれる視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚があり、その他に第六感と呼ばれるものがあります。

これは気やテレパシーとも呼ばれ、誰にでもあるものですが、信じていただけますでしょうか。

昔、スプーン曲げで話題になったユリゲラーが記憶にある方も多いと思いますが、彼の呼びかけに、曲がったと名乗り出た人のほとんどは子供であったそうです。

子供は邪気が無く、ひたすら打ち込んだ結果によるものだそうです。

当時機械屋を目指していた私はこの世にあるものは、理にかなうもの、目に見えるものしか信じないという堅物でしたので、関心も無く試みる気にはなりませんでした。

私が気の存在を知ったのは医療系に入って南京や上海の中医薬大学を訪問した時でした。
信じられない事を目にしてショックを受けました。

電気は今から260年前に米国のフランクリンが雷は空気中の電気であることを証明、その後ファラデーなどによって身近なものとなり、今では無くてはならないものになっています。

気も電気と同様に電通大の佐々木茂美氏によって証明されていますが、一般的に浸透していません。

手当や手のぬくもりなどは、よく耳にする言葉ですが、私はリハビリテーション業務で集中するために気を意識しています。

毎日の全スタッフの朝礼は目を合わして挨拶だけの簡単なものですが、私はそこで気のスイッチを入れるようにして、業務終了まで集中力を維持します。

従って治療中は集中力にこだわるために無口になってしまいます。

決して暴力的な集中力ではではないのですが、初回で痛いと感じる患者様も多く、院長先生から指導を受ける事もあり、その都度申し訳なく反省しています。

同時に治療後に全身が温まるとの声も多く聞きます。

喫茶店でスプーンが曲がり出して驚いた話など、まだまだ話題は尽きませんが、最後に脳生理学者『有田秀穂氏』と免疫学者『安保徹氏』の説を引用して終わらせていただきます。

その日を元気に過ごすために、起床時5分間、吐く息に意識を集中した深呼吸を行うと、副交感神経が刺激されて免疫力がアップして若返るそうです。

いつも読んで下さいましてありがとうございます。

来年も本年同様、リハビリテーション科をよろしくお願い申し上げます。