カテゴリー別アーカイブ: 院長ブログ

身体髪膚

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

久しぶりの更新です。いろいろあって、さぼっていました。すみません。この冬は学生さんの怪我の患者さんが多い気がします。小学生や中学生がお母さんに付き添われて、来院されます。

スポーツ傷害の方も多いのですが、怪我をしたお子さんを見ると自分の子供時代、怪我をすると親に言われたタイトルの言葉を思い出します。

身体髪膚、之を父母に受く。敢えて毀傷せざるは、孝の始めなり(孝経より)

しんたいはっぷ、これをふぼにうく。あえてきしょうせざるは、こうのはじめなり。

(人間の身体は髪の毛から皮膚にいたるまで、すべて父母から授かったものだ。身体を大切にして、軽々しく傷つけないようにすることが、親孝行の第一歩である)

よくこんなことを言われて、説教されていました。しかし、自分が親になると子供の病気は非常に心配で、いまになって親の気持ちが少しわかるようになりました。

私には心配をしてくれる親もすでにありませんが、病に倒れれば、妻や子供は心配すると思います。そう考えると、自分の体は自分ひとりのものではなく、健康に過ごすということは、周囲の人に心配させないという心遣いでもあるのでしょう。

まだまだ寒い日が続きますが、皆さんもお身体には気をつけて下さいね。

リウマチ患者さんの痛み

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

暑い日や激しい雨があって、なかなか秋らしい爽やかな日が来ませんが、いかがお過ごしでしょうか?

当院はリウマチ科を標榜していますので、ほかの病院で治療を受けておられる患者さんも時々お見えになります。多くの患者さんは、別にその病院に不満がある訳ではなく、当院が夜までやっているとか、診てもらっている先生は信頼しているが、知り合いが違う治療を受けているというのは訊きにくいとか、そんな理由です。

その中で、比較的多いのは薬の量や種類がこれでいいのか、というものです。血液検査の値は安定しているが、ときどき使っていても痛くなるから薬の増量や変更が必要ではないかと訊かれます。

こういうとき、リウマチの関節痛には2種類あるとお話しています。

ひとつはリウマチの炎症による関節炎です。このときは、複数の関節が腫れたり、すこし動かしても痛くなったりします。こういう症状が続くなら、薬の増量や増量によって関節の炎症を抑える必要があります。

もうひとつは、関節の変形による痛みです。リウマチ治療のゴールは関節破壊の抑制ですが、一旦起こってしまった変形を改善するのは手術以外ではまだ困難です。この変形が原因である痛みは、生物学的製剤でも改善は難しく、痛みがひどいなら手術が必要という事になります。

このように、リウマチの痛みといっても、正確な診察と検査が必要ですので、気になる方は専門の先生とよく相談されて、治療方針を決められることをお勧めします。

二百十日とイベントのおしらせ

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

残暑の厳しい日が続きますが、はやくも9月です。9月1日は立春から数えて、二百十日目にあたり、台風などが来ると言われています。大阪も8月30日の夜半はかなり激しい雨が降りました。

しかし、その翌日は台風一過といってよい爽やかな日でした。これからは、朝晩と昼間の温度差が徐々に広がります。体調を崩しやすい季節ですので、皆さまご自愛ください。

告知があります。  10月2日(日曜日) 午前10時から午後4時まで(受付けは午後3時まで) 中央公民館(豊中市曽根東町3-7-3)で開かれるとよなか市民健康展において、豊中市医師会からロコモテストのブースを出します。私も参りますので、お時間のある方はおいで下さい。

あと、10月30日(日曜日)の大阪マラソンでも医務室に行く予定です。詳細は後日にお知らせいたします。

スポーツの秋ですから、リハビリを頑張っておられる皆さんに負けないようにしていこうと思います。

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明日から二年目になります。

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

平成27年7月7日に開院したので、今日で丸一年経ちました。365日と言いたいのですが、今年はうるう年でしたので366日です。

患者さんからの『よくなりました。』、『ありがとうございました。』、『来てよかった。』というお言葉に励まされて、ここまで来ました。その大部分は、スタッフの皆さんのおかげと思っています。

これまでも自分は運がいい方だと思っていましたが、当院の道のりもここまでは周囲の方に支えられてとしか言いようがなく、本当にありがたいことです。

感謝を忘れず、心を新たにして、明日からの一年を始めたいと思います。

 

夏は来ぬ その1

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

徐々に夏がちかづく気配を感じる今日この頃です。さて、前回の続きで『夏は来ぬ』です。

まずはこの題について。(以下は中学高校の古文や英語で習ったことです。)

『来ぬ』が文末に来ているということは言い切りの形(終止形)です。『こぬ』と読む場合は、『来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ』という藤原定家が自ら百人一首に入れた歌のように言い切りの形(終止形)ではなく、あとに名詞が続く形(連体形)です。言い切りの形なら『来ず(こず)』になります。ただし、『誰それは、まだ来ぬか』のように疑問や詠嘆の形で用いられることがあるため、否定と誤まることが多いと習いました。

正しい読み方は『きぬ』なのですが、この『ぬ』は完了を表す助動詞で、口語(現代語)にはありません。口語では過去形と完了形が同じ形であるため、『春が来た』の英訳をSpring came. としてしまいがちですが、正しくはSpring has come. です。有名な映画『風と共に去りぬ』の原題はGone With the Wind ですから、この完了の意味を上手に含ませた魅力的な邦題となっています。その他にも『風立ちぬ』や、以前に紹介した『秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる』(この歌の場合、形の上では『きぬ』か『こぬ』か判断できません。)にみられるように、もう風が吹いてきた、すでに秋が来ているという意味ですから、『夏は来ぬ』は夏が来たという意味です。

面倒な文法の話だけで長くなってしまったので、歌詞については次にさせてください。