顔の若返り

リハビリの串崎です。

先日、テレビを見ていたら「顔面の凝り」についてのミニ特集があり、印象に残ったので紹介させて頂きます。

顔面の筋肉への血液循環が低下し、老廃物が溜まる事で皮膚がたるんで、まぶたが上がりにくくなり、老け顔になるとのことで、内容的には簡単な顔面筋のマッサージでした。

 顔面の筋肉は20以上といわれていますが重力の影響を受けやすい口角下制筋や、ほうれい線を深くする頬骨筋などを取り上げていました。

 実は当院のリハビリでもよく似たことをやっていて、顔がほかほかして、目の前が明るくなったなどの患者様の声を耳にしています。

頸椎症の患者様への首の痛みや、動きの改善のために頸椎やアゴの位置を調整します、その結果、首への負担が減少し頸部の血管への圧迫がとれて頭部への血流が改善し顔面筋への新陳代謝(酸素や栄養を与え、古い老廃物の除去)も良くなり顔面筋が若返ります。

顔面への血液供給は総頸動脈の支流の外頸動脈、顔面から老廃物を運ぶのは顔面静脈、内頸静脈などでいずれも首の狭いところを通っていますので、頸椎の調整には高度な技術が必要ですが、当院では症例数が多いこともあって短時間に調整ができ、また長期にわたって行うことで継続的な効果も得られています。

大阪大学名誉教授の丸山先生の文献によれば「前頭葉への血流増加は脳の若返り効果があり、これによって記憶や判断への関わりが深いワーキングメモリの機能が向上して認知症につながる脳の老化を遅らせることもできるそうで、これからも注目されそうです。

いつもブログを読んで下さいまして本当にありがとうございます。

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