柔道整復師・橋本です!

肘を置くテーブルが一つあれば、

家でも、職場でも、学校でも、レストランでも、どこでも勝負できる『腕相撲』。

その抜群の手軽さから、力比べをする時の定番です。

そんな気軽に行える腕相撲ですが、その勝負は皆、真剣。

腕相撲で負けた人は「力が弱い人」の烙印を押され、恥ずかしさと劣等感を覚える事となります。

しかし、腕相撲が弱い人は本当に力が弱いのでしょうか?

実は、この考え方は正確ではありません。

腕相撲で使う筋肉は、ベンチプレスやアームカールなど、普通のトレーニングではあまり発達しません。

腕相撲が強くなる為には、腕相撲に特化したトレーニングをする事が重要になります。

そこで今回は、腕相撲が強くなる為の必要な筋肉と、おすすめの筋トレメニューを紹介します。

腕相撲に特化したトレーニングをする人は少数しか存在しないと思うので、このブログを読み、トレーニングを実践すれば、日常の腕相撲対決では無敵を誇れる事になるでしょう。

ベンチプレスでは歯が立たない筋骨隆々のゴリマッチョを、腕相撲で蹴散らし、手軽に『力持ち』の称号をゲットしましょう。

『腕相撲』の歴史は非常に古く、日本では、少なくとも1000年以上前の平安時代から『斗腕 』と呼ばれて親しまれてきました。

また、古代インディアンが腕相撲勝負をしていた事も判明している為、腕相撲は、私達が生まれる遥か昔から、世界中で行われていたと考えられます。

腕相撲は英語で、
『Arm Wrestling(アームレスリング)』と言いますが、実際のアームレスリングは、世界統一のルールで行われるスポーツの事を指します。

『アームレスリング』は、スポーツ競技なので、競技台、階級、多数の細かいルールが存在します。

その点で、必要最低限の決まり事しかない腕相撲とは少し異なります。

【腕相撲で使う筋肉】

力こぶを作り出す上腕二頭筋の強さが大切なイメージのある腕相撲ですが、実は腕相撲は全身運動の為、上腕二頭筋だけ鍛えても強くなる事はできません。

腕相撲では、相手の腕を自分の身体に引き付けた方が、より力と体重を乗せる事ができます。

その為、腕を引き寄せてポジション争いを制する事が、腕相撲では最重要になります。

その時に必要となるのが、主に肘を曲げる時に使われる筋肉『腕橈骨筋』です。

腕橈骨筋は、他の前腕筋とは異なり、手関節の動きに関与していません。

その為、前腕を鍛える『リストカール』では、ほとんど鍛える事ができません。

腕橈骨筋を鍛えるのに最も適しているのは『ハンマーカール』です。

ダンベルを使用したトレーニング『ダンベルアームカール』の手の平の向きを変えるだけで、やり方も簡単です。

次に重要なのが、背中の筋肉『広背筋』です。

腕橈骨筋と同じく引く事を得意としている筋肉なので、この筋肉を鍛えれば、相手の腕を自分の近くに引き寄せて、有利に試合を進める事ができます。

広背筋を鍛えるのに最も向いているトレーニングは「チンニング(懸垂)」です。

背中の筋トレにおいて、絶大な効果がある人気のトレーニングです。

フォームや手の握り方によっては、上腕二頭筋や胸筋に負荷が逃げてしまうので、広背筋に確実に効かせる為には、きちんとしたフォームを習得しましょう。

最後に『上腕三頭筋』です。

上記の2つの筋肉が攻撃のた為の筋肉だとするなら、こちらは防御の為の筋肉です。

相手の攻撃で腕を押された際、倒れないよう粘る時に使用されます。

ベンチプレスやディップスなど、様々な鍛え方ができる上腕三頭筋ですが、腕相撲が強くなる為に一番おすすめなのは、動作中常に三頭筋に負荷がかかる『プレスダウン』です。

ポイントとしては、腕相撲の実践形に近い、肘が90°の状態から、反動を付けないでゆっくりと動作を行う事です。

補助筋として使用される事が多いこの筋肉を集中的に鍛えて、鉄壁の守りを手に入れましょう。

以上、3つの筋肉を集中的に鍛えることが、腕相撲が強くなる為に大切な筋トレです。

あとは、とにかく多くの実践を積みましょう。

特に相手の腕を自分の身体に引き付ける動作は、感覚をつかむまで何回か練習が必要ですので、友達や家族にお願いして、練習させてもらいましょう。

腕相撲で必要な筋肉は、ベンチプレスなどの人気の種目では中々効率よく鍛える事がでないので、専用のトレーニングを3か月も継続すれば、たいていの人に勝てるようになるでしょう。

次に、専用トレーニングで鍛えた力を100%使う為、知っているだけで有利になる『腕相撲のコツ』を紹介します。

これを見れば、よほど筋力差、体格差がない限り負ける事はないでしょう。

腕相撲は、単なる力比べではありません。

そこには、いくつかのテクニック(技)があり、うまく決まれば自分よりも力が強い人にも勝つ事が出来ます。

【お腹をくっつける】

腕相撲は立ってやる事がルールで決められているアームレスリングとは違い、寝転んでやる事もあるかもしれません。

しかし、多くの場合は、椅子に座るか、立ってやるでしょう。

その際に大切な事が、お腹をテーブルにくっつける事です。

これにより、腕の力だけでなく、背中や肩の力がグリップに動員しやすくなります。

【肘は身体の真ん中】

腕相撲をやり慣れていない人の中には、肩よりも外側に肘を置く人も多いです。

しかし、この構え方では力がうまくグリップに伝わりません。

必ず肩よりも内側、身体の中心あたりに置きましょう。

これだけでもだいぶ腕相撲が強くなります。

【肘の角度は直角】

肘は直角にしましょう。

肘を鋭角に閉めた方が、コンパクトで力が入りやすいイメージがありますが、一番力が入るのは90°をキープしている時です。

長期戦になると、腕の角度を変えたくなる事もありますが、グッと我慢して試合中は常に直角をキープしましょう。

【反対の手でテーブルを握る】

勝負で使用しない方の手も大切です。

アームレスリングには、グリップバーがありますが、腕相撲ではグリップがない方が多いと思います。

その場合は、テーブルの縁や、台の脚を握りましょう。腕一本で戦うのと比べ、圧倒的に有利になります。

【足は手と同じ方が前】

右手で勝負する場合は右足、左手で勝負する場合は左手を前にして構えましょう。

そうする事で、力が左右にスムーズに流れやすくなります。

【相手の親指の第一関節を握る】

『親指の壁(ライン)』という用語がある程、腕相撲に置いて親指は重要な役割を持ちます。

相手の親指を倒すと一気に相手を押し込む事が可能です。

そこで、構えの段階で相手の親指の第一関節を握ってしまいます。

そうする事で、相手の手のひらを返しやすくなります。

攻め方は、
パワー勝負に持ち込む『フック(噛み手)』と、
スピードと技術で翻弄する『トップロール(吊り手)』の2つに大別されます。

ここでは、自分よりも大きい相手、力が強い相手に勝つ、トップロール(吊り手)を紹介します。

【トップロールのやり方】

試合が始まった後、倒す方向(相手の手の甲側)ではなく、相手の指を自分の身体の方向に引っ張ります。

肘はあくまでも直角をキープする必要がある為、腕だけではなく、身体全体を使って引き寄せるのがポイントです。

相手の手のひらが上を向くように返ったら、相手はもう腕に力を入れる事ができません。

あとは横に倒すだけですが、筋力に差がある場合、そこで一気に横に倒そうとすると、一瞬の隙を突いて反撃されてしまう事があります。

ですので、手のひらを返した後も安心せず、相手の肘を伸ばすようなイメージで、後方に巻き込むように倒しましょう。

あとは、とにかく多くの実践を積みましょう。

特に相手の腕を自分の身体に引き付ける動作は、感覚をつかむまで何回か練習が必要です。

友達や家族と一緒に練習しましょう。

今回の基本を押さえ、腕相撲専用の筋トレを数ヶ月行えば、日常生活ではまず負ける事がなくなるはずです。

それでは、良きアームレスリングライフを!

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