日別アーカイブ: 2016年11月13日

当院だけのリハビリ

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皆様こんにちは 理学療法士の串崎です。

顎についての私のブログを見て来院される患者様も多いので、今回もそのお話しをさせて頂きます。

顎の動きは首の骨と深い関係があります。首の骨は、物理的に200㎏以上の力が作用するので支える骨が変形しやすく、顎のズレや、痛み、痺れ、頭痛等を引き起こします。
その為の理学療法は高度な手技が必要ですが、当院では院長の管理指導の下で慎重に施術を行っていますので、大きなトラブルもなく今日に至っています。
施術前に矯正歯科医院の受診を勧めた例、その場で顎の痛みがとれて口が開くようになった例、肩こりが緩和して首の動きが良くなった例、など様々です。
理論なき実践は暴力は、施術の際の大原則ですが、現状は実践するための理論に見合う情報が少なく、米国のサザランド医師のクレニオセラピーに頼らざるをえませんが、私は安全を期すために3年間歯科医院で研修習得した理論をベースにしています。

先月、施術者数が500名に達しましたので、東京八重洲ホールでの歯科医師の全国集会で講演、産声を上げて、洗礼を受けてまいりました。

顎関節に詳しい東京医科歯科大学の木野先生によると、成人の2名に1名は顎関節に異常があるとの事で、当院でも増加の傾向にありますが、歯科と医科の狭間にあって、いまだに双方の関心は低く、当院の様にリハビリテーション科で理学療法士による実践例は珍しいのが現状です。

昔から健康の基本3要素は食事、運動、睡眠と言われています。リハビリテーションの主流は運動ですが、食事と睡眠に欠かせない顎や首の変形に伴う噛み合わせや、食道、気道の狭小、姿勢への影響などに関しては言語聴覚士でもなく、全く手付かずの状態ですので、今後も臨床での研究を重ねてパイオニア的存在になる事で地域の皆様のお役に立ちたいと考えています。

いつも読んで下さってありがとうございます。 日に日に寒さが増します折 皆様のご健康お祈り申し上げます。