日別アーカイブ: 2016年1月31日

ヒートショック

リハビリ、柔道整復師の荒木です!

寒くなったり少し落ち着いたりと気温の変化がある最近ですが、体調を崩したりしていませんか?

先日テレビを見ているとヒートショックの特集をやっていました。ヒートショックをご存知ですか?

ヒートショックとは、
暖房で暖められた部屋から、寒い廊下やトイレ、浴室などへ移動する際の急激な温度変化によって血圧や脈拍の変動を起こし、心臓により多く負担をかけてしまうことです。

心筋梗塞や脳血管障害などにつながりかねない危険な状態で、ヒートショックによって年間1万人以上の人がなくなっています。

特に浴室でヒートショックが起こりやすいそうです。

起こしやすい人は、
・65歳以上
・高血圧、糖尿病、動脈硬化、不整脈、肥満、睡眠時無呼吸症候群
・一番風呂に入ることが多い
・熱い風呂には入る
・お酒を飲んで風呂に入る など
の方です。

入浴時の注意点として、
・早い時間に入浴する
→遅くなるほど気温が下がるため
・食後すぐは避ける
→血液が消化器官に集まり、血圧が下がりやすくなっているため
・入浴前に降圧剤やアルコールを飲まない
→アルコールには血管を拡張させる働きがあり一時的に血圧を下げるため
・入浴前後に水分補給をする
→発汗で体内の水分が失われ血液がドロドロになるのを防ぐため
・手や足からかかり湯をする
→いきなり湯船につかると心臓にかかる負担が大きくなるため
・浴槽から出るときは急に立ち上がらない
→血圧が急低下して立ちくらみを起こし、湯船で失神してしまうと溺死につながる危険があるため

起こしやすい人に当てはまっている方は特に、そうでない方も注意して、重大な事故にならないようにしてください!

小春日和?

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

先週は寒さも厳しく、天候にも恵まれませんでしたが、今朝はよい日和です。最近まで、小春日和とは、今日のような早春の穏やかな日のことと思っていたのですが、実際は晩秋から初冬の頃の好天のことのようです。

さて、昨日はスポーツ傷害の講演会に行きました。東大阪市を中心とする中河内の会ですが、八尾市も含まれているので知り合いの先生もおられました。

私も学生時代にソフトテニスをしていた(自慢になりますが、医学部の全国大会で優勝したこともあります。)のでわかるのですが、怪我をした際に休養を命じられて、頭でわかってもやりたい気持ちはあるし、そのために慢性化してしまうことも多々あります。そういう患者さんの悩みの解決はなかなか難しいので、ぜひ聞きたいと思っていました。

内容は、具体的な障害の治療と予防のリハビリ、エコーを用いたブロック注射などで、私たち手術を行わない開業医にとっても非常にわかりやすいお話でしたが、やはり競技ごとに体の使い方の特性があること、また復帰へのゴールもそれぞれ違うので、オーダーメイドにならざるを得ず、そのため、医師、看護師、リハビリスタッフのみならず、栄養士や心理士なども含めたチームの連携が非常に大切と言われていました。ただ、今言ったようなスタッフを揃えても、現状では予防のリハビリは保険診療で認められないため、患者さんの経済的な負担が大きくなり、プロはともかくアマチュアの選手の場合、そこが問題になるとのことでした。

懇親会では、現在診療している患者さんの治療方針を講師の先生にご相談し、丁寧なアドバイスも頂け、非常に有益な一日でした。今後もこのような会に参加し、すこしでも患者さんのお役にたてるようにしたいと思います。また、帰りはスポーツの実践として日課の階段上りをしました。完走(完歩?)できましたがスーツ姿のためか、タイムは7分20秒でした。こちらも、できるだけ続けていきたいと思います。