日別アーカイブ: 2015年7月5日

内覧会終了

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

本日も内覧会を行いました。昨日と同じく多くの方に来ていただき、セミナーも午前の骨粗鬆症、午後のリウマチともに60名以上の参加者があり、一部の方に立ち見をお願いせざるを得なくなりました。本当に申し訳ありません。

セミナー後にも、病気についての質問が相次ぎ、お悩みの方が多いことを改めて実感しました。

そのなかで気になった質問を記します。

① リハビリに期限があるのはおかしいのではないでしょうか?

これは、私もそう思います。現在の制度では、骨折後のリハビリや関節リウマチのリハビリは発症、手術、急性増悪後150日とされています。しかし、リハビリの進み方は個人差も大きく、またリウマチなどの完全な治癒が困難な疾患では獲得した機能の維持も必要ですが、それを厚労省は認めていません。質問された患者さんは「整形外科医として声を上げるべきではないですか?」と言っておられました。しかし、すでにあげた声が届いていないことがもどかしい、としかお答えできないのが残念でした。

② 現在、ほかの病院で骨粗鬆症やリウマチを診てもらっていますが、この薬でよいのでしょうか?

この質問は想像以上に多く、骨粗鬆症やリウマチの患者さんが治療に悩んでおられることが、身に沁みました。

ただ、幸いなことに患者さんのお話を伺うと、治療自体は標準的なものが多く、私でも同様の投薬を行うだろうというものが大半でしたので、患者さんにはそのようにご説明し、現在の先生のところでの治療継続をお勧めしました、ただ、遠方なので当院にかかりたいとおっしゃる方には、紹介状などをお持ちいただければ助かります、とはお話ししました。

しかし、治療方針自体が標準的でありながら、患者さん自身が悩み、迷っておられるという現実に、骨粗鬆症やリウマチ治療の難しさと患者さんとのコミュニケーションの大切さを改めて実感しました。

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そんなこんなの二日間でしたが、スタッフとご協力いただいた関係者のおかげで、なんとか内覧会を終えることができました。

そんな中、もっともうれしかったのは、これまで多くの開院を支援されてきた方からの「スタッフさんの対応が本当に素晴らしい」とのお褒めの言葉でした。

確かに当院のスタッフの患者さんに寄り添う姿勢には、身びいきを差し引いても感心していましたし、反省会でも患者さんのための改善点などを積極的に発言してくれていました。ありがたいとしか、言いようがありません。

開院も7月7日に迫りました。

多くの患者さんにご満足いただけるような医療を実現するように、スタッフとともに努力を続けたいと思います。

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