月別アーカイブ: 2015年7月

骨折の患者さんを診てきました

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

本日木曜の午後はクリニックは休診です。しかし、私は前に勤務していた野崎徳洲会病院へ診察に行きました。実は、私がクリニックを開くと決めた後、そのことを告げる前に医師が次々と退職し、最後は私一人しか残りませんでした。開業の準備もありましたが、患者さんをほっておくわけにも行かず、7月7日開院にもかかわらず6月20日まで勤務し、結局有給休暇を20日以上残して、退職することになりました。開院のリハーサルを6月22日から始めましたので、実際は休みなしということです。開業準備を手伝ってくださった皆さんにはご迷惑をおかけしましたが、本当に優秀な方に巡り合えて幸運でした。

さて、当時もリウマチ患者さんを診ていたのですが、骨折の手術もよくしていましたので、今日は骨折術後とリウマチの患者さんが半々でした。みなさん比較的経過が良く、特に問題はなかったのですが、1カ月ぶりの勤務でしたので、患者さんも多いうえに、大げさでなく診断書などの書類の山でした(30cmほど)。退職した他の医師の分も山積みでしたが、患者さんや職員さんのことを思い、わかる範囲で書きました。骨折の患者さんは交通事故や労災事故の方も多いため、どうしても書類が多くなったしまうのです。

ただ、これまで診察させていただいた患者さんが納得できる形で治療を終わることができる、あるいは治療継続が必要なら良い形で他の医師に引き継げるようにすることは医師の責務と思っています。ですから開業はしましたが、患者さんのことを考えると少ない時間をやりくりしてでも、これまでの病院へも診察に出かけようと思います。

リウマチ外来

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

昨日の午後は、1カ月ぶりに八尾市立病院でリウマチ外来をしてきました。ここのリウマチ外来も10年以上になり、週1回の非常勤勤務でしたが、患者さんも100名程度おられました。千里中央と八尾では距離があるため、半数以上の方に無理をいって転院をお願いしました。不便さと不安の中でもご理解いただいた患者の皆さんには本当に感謝するとともに、お詫び申し上げます。それでも、まだ50名程度の患者さんは残っておられますので、診察にいってきました。

昨日は、少し早めに診察を始めたのですが、1か月ぶりということで予約患者さんが20名以上あり、近隣の先生からの紹介や病状の安定した方の逆紹介などで、時間がかかってしまいました。お待たせした患者さんや予約をずらして頂いた患者さんにはこの場を借りてお詫びいたします。

さて、私は週に1回の外来診察のみで、入院や手術が必要な患者さんは常勤の先生にお願いしたいましたが、実は私自身もいろんな専門医がおられまし、病院のシステム作りなどの勉強もさせていただいており、本当にありがたいことと思っています。

今後も、できるだけお役にたてるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。

地域連携

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

まだ開院間もない当院ですが、箕面市立病院の登録医にして頂きました。

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市立豊中病院市立吹田市民病院済生会千里病院吹田徳州会病院にも登録医の申請をお願いしており、地域連携の担当がわざわざ当院へお見えになりました。地域の基幹病院として本当にご多忙な中、その熱意には頭が下がります。なかでも済生会千里病院は地域連携のカンファレンスを開いておられ、そちらへもお誘い頂きました。クリニックでは入院の必要な患者さんや複数の診療科での対応が必要な患者さんに対応しきれないことがしばしばあります。そのような際に迅速に対応していただける医療機関との連携が不可欠ですし、その患者さんの経過は非常に気になるところですので、患者さんからも病院の先生方からも信頼されるようになり、いろいろと相談できるようなクリニックにしたいと思っています。

また、千里中央には多くのクリニックがあり、当院に来られる患者さんのなかにも近隣のクリニックにかかっておられる方があります。その方々のお話を伺うと、かかりつけ医と患者さんの望ましい関係というのが垣間見えます。私たちもできるだけ早く地域の先生方や患者さんから信頼され、少しでも貢献できるようなクリニックになれるように精進いたします。

小さなクリニックは小回りが利いて、一人ひとりの患者さんのお話などは時間をかけて伺える半面、医学的には限界があります。今後もいろいろと面倒なことをお願いするかと思いますが、よろしくお願いいたします。

講演会

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

昨日は診察のあと、講演会に出かけました。これまで病院勤務していたときは、意識せずとも周りの医師からいろいろな知識を与えられていましたが、開業しますと情報は自ら求めないと、なかなか手に入りません。

内容は小児整形外科の診かたと慢性腰下肢痛の治療でした。(画像がわるくてすみません。)

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小児整形外科は疾患の種類が多いうえに、小児科の患者さん(中には白血病や神経芽細胞腫などの悪性腫瘍であった経験さえあります)が痛みを訴えられて受診されることもあるのですが、少子化や啓蒙活動による予防などで発生数は減少しており、一人の医師が経験できる数も少なく、悩むことが多いのも事実です(ちなみに整形外科はorthopedicsと言いますが、orthoは正しくする、 pedicsは小児という意味で、もともと子供の手足の変形矯正から整形外科は始まったのですが。。。。)。講演はポイントを絞った内容で、非常に有益でした。子供の場合、骨の成長過程ではレントゲンよりも、エコーによる診断が多くなるということも知識としては知っていましたが、どのような際にどのような疾患を考えて、どのように検査するかという実際的な内容まで含まれていて、本当に明日からの診療に役立つ内容でした。

次の慢性腰痛の演題では、難治性と思われる腰痛でも、運動療法で改善する例があり、必ずしも難治性=心因性ではないというお話がありました。とくに運動療法による意欲向上のために患者さんにも運動記録をつけて頂き、医療スタッフが患者さんの努力を認めることが、疼痛に改善につながるという話は目から鱗が落ちる思いでした。また、腰痛のために体幹の深部筋を鍛える必要がありますが、どのような体操が望ましいのかという話があり、ハンドニードローイング(腹式呼吸です)の効果について、筋肉にかかる負荷のデータを示されました。整形外科のクリニックには骨粗鬆症をはじめとして腰痛の患者さんが非常に多いですから、こちらも非常に有益でした。せっかく新しい知識を得たのですから、明日からの診療に役立てようと思います。

暑い日が続くようです。ブログを読んでいただいた皆様もくれぐれも熱中症にはご注意ください。

 

梅雨明けしました

千里中央駅直結 SENRITOよみうり片岡整形外科リウマチ科です。

近畿地方も梅雨明けしましたが、本日は激しい雨です。

本格的な暑さが始まる前に、熱中症対策にフロントとリハビリの受付に、塩飴を置きました。高齢の方はのどの渇きを感じにくい方もあり、注意が必要です。待合室にはウォーターサーバーもありますので、リハビリなどで運動される方はご利用ください。

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